今日のスピーチはおすすめの本を紹介したいと思います。
仕事には関係ない本で、若きウェルテルの悩み、です。
ご存じの方も多いと思いますが、ゲーテの代表作で、
許婚がいる女性に恋をし、苦悩し、最後には自殺してしまう青年の話です。
許婚がいる女性は実在の人物をモデルにして、実際ゲーテが恋した相手だそうです。
同じ時期に自殺するゲーテの友人がいるのですが、
自分の恋と友人の自殺をきっかけにしてうまれた作品だそうです。
当時はこの小説の影響で自殺するひとが増えたらしいです。
この本を読んだのは今回で3回目です。初めて読んだのは中学生の頃でした。
当時の感想は、「なんて愚かなんだ。自業自得じゃないか。」でした。
二回目は二十歳くらいの頃。その時は主人公に同情しました。そして今回。
内容をほとんど忘れてしまっていたので、新鮮な気持ちで読むことが出来たのですが、
中学生のときと同じく、やはり主人公は愚かだなと思いました。ストーカーじゃないか、
こういうのをめめしいと言うのだ、と思いました。でも終盤になって、
主人公の気持ちと好意を寄せられている女性の気持ちとが理解できて、
誰も悪くない、不幸な巡り合わせだと思うようになりました。
ヒロインのロッテのその後の人生を知りたいと思いました。
なんだかんだ言って何回も読んでしまうこの若きウェルテルの悩み。
またしばらくたってから読み返すと、新しい発見があるのかなと思ったりします。
もし、興味がある方で読むことが有ったら、感想を聞かせてください。